2019年8月15日15時、お盆の帰省中、祖母、いとこと家族で実家の檀家のお寺にお盆の講話を聴きにいってきました。
中2の長男は、お経とお盆についての講和は眠そうにしていましたが、
そのあと、住職さんに個別でお話をしていただきました。
<高校受験、進路について>
「高校受験については、お父さん、お母さん、おばあちゃんも
それぞれの想いがあってプレッシャーを感じているかもしれない。
お父さん、お母さん、おばあちゃん他、全部のプレッシャーを背負うことはできない。
たとえば、両親と祖母の3人でも別々のことをいっていることもあるし、
同じことを言っていることもあるかもしれない。
だから自分でこれはみんな同じことをいっているなとか考えて、
かけられたプレッシャーの半分はおいて、半分だけ背負えばよいのではないか。
何をやりたいのか今はまだわからなくても今はいい。
将来、海に行くかもしれないし、山に行くのか今はわからないけど
これから選んでいくことになる。
今、茶道をやっているなら頑張ればいい。
勉強というのは何が役に立つのかわからない。
住職さんも高校時代に、学校の柔道場で習ったことがあった。
最近、ある町の集まりにいったら茶会があって、そこの町長は、
茶碗を目線の高さに上げたから、周りの人はびっくりして、
あの人は教養がない人だとなってしまった。
やりたいことが今はみつからなくても、短期的なお金ではなくて、
勉強をできるときにしたほうがよい。
何が役にたつかわからないけど、それでもやれることをやったほうがよい。
今度来るときは彼女を連れて来いよ。」
といったお話をしていただきました。
<個人的な反省>
実はサラリーマンパパは住職さんが若い時に勉強を教わったことがあり、
(というのは、小学生のとき、成績がわるかったため、亡き祖母が住職さん
に頼んでくれたという経緯らしい。おばあちゃんに感謝。)
あまり覚えていなかったのですが、水泳も教えてもらったことがあったらしく、
そのこともお話してくれました。
「水泳ができないから、すぐに泳ぐようにしてほしいと
親がプレッシャーをかけていたけど、それは自分が体で覚えなければわからない。
だから、小学校のプールに1週間くらいいって、泳げるようになっただろ。
息継ぎのコツは息をしようと思わないことで、口をあけるだけでよい。
1週間くらいしたら、自分なりに遊んでできるようになっただろ。」
といった話でしたが、ここで思うのは、周囲のプレッシャーをどう背負うかは
自分で決めなければいけないし、自分で何を背負うのかを決めることが
大事なのではないかということです。
水泳については、確かになんとなく泳げるようになり、友田と近所の海にいっても
一緒に沖のブイまで泳いで行って戻ってくるというくらいのことはできるように
なっていました。
しかし、すべてのことに住職さんがそばにいて導いてくれるわけではなく、
自分の意思と周囲のプレッシャーのをどうするのか、折り合いをうまくつけることが
できず、しっかりと背負うべきものを背負えなかったり、背負うべきではないものを
背負ってしまったり、過去は変えることはできないのですが、違ったんだよと
思うことも多々あります。
<長男におもうところ>
住職さんは、親が大学教授でも子供はオリンピック選手になったケースもある。
親ができたからといって、子供ができるとは限らないし、それぞれの個性を尊重していかすべき。
といったお話もしてくれました。
その通りだと思いますが、親子となると感情もでてきて、自分が長男にいろいろな
プレッシャーを与えてしまうことは避けられないのでしょう。
長男には、いろいろなプレッシャーについて、少なくとも真剣に自分のことを
ラブとリスペクトをもって考えてくれる人がいるんだということは受け止めて、
あとは、何を背負い何を置いていくのか。
それを自分で考えて決断して、少しずつでも前に進んでほしいと思うところです。