２０２１年５月１６日、緊急事態宣言は延長され、日本のコロナワクチン接種
は進まず、東京オリンピックも開催されるかどうかわからない状況です。
本来であればオリンピックは盛り上がっていたはず。
では、現状においてオリンピックを開催するべきかどうか。
これにＹＥＳかＮＯかの立場を決めて、ロジックを組み立てる
のも英検の英作文の練習になるのではないかと思います。
切り口は、以前の記事でも書いたとおもいますが、
「お金、時間、健康」の３つの視点でだいたいの問題には
対応できるかと思います。
東京オリンピックを開催するべきか、いまぱっと思いつくのは、
Ｙｅｓの場合： 開催べきである。
根拠①（お金）： これまでに莫大なお金を投資している。今やめたら損失が大きい。
根拠②（時間）： タイミングとして今しかない。次のオリンピックがきまっているし、
今、やらないと次のオリンピックと被ってしまう。
競技場のｽｹｼﾞｭｰﾙもあけてある。
Ｎｏの場合： 中止すべきである。
根拠①（健康）： コロナの変異種がインドなどで蔓延しているなか、
オリンピックを開催すれば、日本でコロナの感染拡大が深刻になる。
根拠②（お金）： 仮にオリンピックをやめたとしても、コロナの感染拡大日本の市民
生活や経済活動が停止してしまうより経済的にも損失は少ない。
といった感じになるかと思います。
さて、我が家の子供たちは、５月３０日の英検受験は
しませんが、英検２級を受験する知人の英作文について、検討しました。
お題は、「人間は将来現在より長生きするようになるか？」です。
検討案は、
I think that people will live even longer lives in the future.
I have two reasons to support this opinion.
テンプレートでＹＥＳかＮＯを表明。ここまでＯＫ．
To begin with, medical technology has become better and better
in some developing countries.
For example, Thailand has built some hospitals with the newest medical facilities.
“To begin with” は、どんな時でも使いまわし可能。
In addition, some people can cure their disease easily with good drugs.
For example, some people has recovered from the cancer.
“In addition”、”For example” も、どんな時でも使いまわし可能。
For these reasons, I think that people will live even longer lives in the future.
“For these reasons”も、どんな時でも使いまわし可能。
上記英作文の論点は、
Ｙｅｓの場合： 長生きする。
根拠①（技術）： 医療技術の進歩。タイで新しい病院が建設されている。
根拠②（薬）： 新薬でがんが治る場合がある。
といった感じで７０～７５点くらいになるかと思います。
個人的には、技術というと漠然としすぎているので、
例えば肺がんを治す新しい治療法とか、具体的な論拠のほうが
よいのかなとは思いますが、とにかくロジックをサポートする
ネタを短時間でおもいついて表現できるかどうかがポイントなので、
上記でも合格点には達するのかと考えました。
５月１６日時点で５月３０日の受験票がまだ送付されていないようです。
もしかしたら、コロナで会場が確保できない等の問題があるのかもと考えてしまいます。
昨年のゴールデンウィークには、まさか今年のゴールデンウィークもコロナ禍のままで
行動制限されているとは思ってもみませんでした。
いろいろな問題がありますが、一日も早くコロナが収束することを祈りつつ、
日々できることを積み重ねていくのみです。