• ~サラリーマンパパの子育て教育いろは~

なぜ勉強しなければいけないのかを中学生に説明できるか。「お金のため?」

中学に入学した長男、中間試験が近づいてきてもまったく勉強をしないままでした。

塾をさぼったり、勉強するといいながら動画を見たり作成したりで集中して勉強するという習慣はなかなか身につかず、中間試験が近づいてきました。

最近は、どうやら本人的に納得したところがあるのか、ようやく動画をみたりせず勉強に取り組む時間も増えてきた様子ですが、もはや中間テストは明日に迫ってきました。

「なぜ、勉強をしなければいけないのか。」根本的な問題ですが、中学生の自分の子供を納得させるのは簡単ではないようです。

勉強をすることについての親子のギャップ

思えば自分も親から勉強をしなければいけないと言われて勉強しました。
そして、親の期待、あるいは勉強する時間や分量は、子供の気持ちや状況とかけ離れていて、そんなにできるわけはないということで口論になったこともあるような気がします。

自分が親になって、なぜ、そういうことが起きるのかを考えると、良くも悪くも、どこかの学校を卒業したら、それを背番号のように背負って社会人生活を送ります。
そうした中で、子供の親は、いわゆるよい大学を卒業した人、そうでもない大学を卒業した人、自分と同程度の大学を卒業した人、日本の大学ではなく海外の大学を卒業して日本で就職した人、大学にいかずに高専や専門学校を卒業して働いた人などの人生をみたうえで子供の将来について考えることになります。

つまり、親は社会人経験があり、自分がでた大学を背番号のように背負って生きていて、それで人に値踏みされている中で、自分よりも良い大学を出た人がどういうことになるのか、自分よりレベルの低い大学を出た人がどういう風になっているのかを見てきた知見をもって、自分の子供に接しますが、子供にはそれがどういう意味なのか、理解するのは難しく、漠然としていい学校にいくためには勉強しなきゃいけないんだ、いい学校は頭がいい人がいくところなんだ程度の理解しかできないのではないかと思います。

個人的には、自分と親とのコミュニケーションを思い出しても、お互いが納得できるコミュニケーションができたとは思えません。親がそれでハッピーだ、満足だというなら、勉強すればいいのか、いい学校にいけばいいんだろうといった考えになっていったのか、自分は何をしたいのか、何のために勉強するのか、親はそれをどう応援してくれるのか、それがどれだけありがたいことなのかなどを理解しないまま勉強していた気がします。

昭和の家族ゲーム(長渕版)ではないですが、その後、何十年も解消できない誤解と不満を持ち続ける原因にもなってしまったようにも思います。

何のために勉強をするのか。良い学校に行けば幸せになるのか。

良い学校に行けば幸せになれるというのは、学力とか学歴を目指すうえでは、ある程度正しいのかもしれませんが、いい学校に入れば、すべての問題はなくなる、それで幸せになるんだというのは違うきがします。親として思考停止になっているのではないかと思います。
この点については、また改めて考えてみたいとも思います。

お金のために勉強するという考え方

つい先日、近所のパパ友と会いました。彼は、うちの長男と同い年の息子を持つ父親で、子供の勉強や進路についての問題意識も近いものがあります。

なぜ、勉強するのかについて非常にシンプルでインパクトのあるメッセージを伝えているという話を聞き、なるほどと思うと同時に、ちょっと、それだけに単純化してよいのかとも思いました。

 

そのメッセージは、

「勉強するのは、金のためだ!お金があったほうが幸せだろう!そのために勉強するんだ」

というものです。
例えば、「ほしいゲームがあるんだったら、1個だけじゃなくて、お金があれば全部買えるだろう。」とか、将来、いい結婚相手を見つけることもできるだろうということまでつながるといったことでした。

確かになぜいい学校に行き、いい会社に入るのがいいかとか、会社で特別待遇されるといいのかといったことは、すべて「お金がかせげる」ということにつながるといえなくもありません。

そんなに単純化してしまっていいのだろうかと思いつつ、そこまで単純化するから、中学生相手でも伝わるとも言えるかもしれません。

とにかく、インパクトがある考え方だなあと思います。

結論は

また、別の角度からも考えてみたいと思いますが、子供に幸せになってもらいたいというのが親の気持ちであることは間違いありません。

しかし、なぜ勉強しなければいけないのか、子供が納得できて自分から勉強に取り組むようにに納得のいく説明は簡単ではありません。

「勉強するのは、金のためだ!お金があったほうが幸せだろう!そのために勉強するんだ」

これはこれで、一つの解でありメッセージで否定することもできないかと思います。

 

 

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