2020年5月25日、ロックダウンをした中国や欧米諸国に比べて生ぬるいと言われていた日本ですが、新型コロナウイルスの新規感染者数は、10万人あたり0.5人という基準を下回り、緊急事態宣言が継続していた首都圏(東京、千葉、埼玉、神奈川)と北海道の5都道県でも解除され、日本の緊急事態宣言は全面解除されました。
中学3年生の長男は、3月末からの休校のため、すっかり昼夜逆転の生活になり、ステイホームを続けているため体力も落ちてしまいました。
本来であれば、この休校期間中に集中して勉強をすることで学力を上げることができたのでしょうが、現実は学校に出された宿題をこなすので精一杯です。(実際には、宿題もまだたくさん残っていて必死に取り組んでいます。)
理想とは、ほど遠い現実は、
「Reality bites」
(直訳:「現実は噛む」⇒「現実は厳しい」※噛まれると痛いというところから)
としか言いようがないのですが、今後の展開について考えてみたいと思います。
現在の勉強の進捗を考えると、9月入学が実現した場合、長男にとっては有利になるでしょう。
理由は、現状の成績より悪くなる可能性はほぼなく、勉強時間が増えた分だけ学力があがるはずだからです。
通学しているのは普通の公立中学校なので、オンライン事業が行われているわけではなく、休校期間中の課題は、
のように自分、あるいは親子でとりくまなければいけないものばかりでした。
また、塾や茨城県などオンライン教材も利用可能でしたが、本人にモチベーションがなければ、抜けない刀のようなもので、ほとんど役に立ったという感じはしていません。
(生徒によっては、自分で計画を立てたり活用できるの生徒がいるのは間違いありませんが、自由意志でできる生徒はどれくらいいるのか。)
といった状況ですので、9月入学になったほうが長男の受験とっては有利になると考えるのですが、本人は勉強以外にも思うところがいろいろあるようで、3月に卒業したいと言っています。
現実的には、日本政府、首相、社会がこのように大きな変化を決定して実行できるのか?
強力なリーダーシップがあるわけでもなく、意思決定の仕組みが明確でないなか、官僚他利害関係者が自分の組織の視点からのたこつぼ的な主張をするだけでまとまることはないだろうと考えています。
学校は3密を避けるため、クラスを3グループにわけての分散登校から始まり徐々に通常授業に戻そうとしています。
これにも1か月くらいは時間がかかるのではないかと思いますし、そうなった場合、体育祭、文化祭、修学旅行等の学校行事は中止、夏休みも大幅短縮になるのではないかと考えます。
休校あけで体力が落ちているところで、日本の酷暑の通学が耐えきれるのか?
これも心配ですが、とにかくそうなった場合は対応していくしかないでしょう。
内申点を決定する定期テストも、2回のところが1回になってしまうかもしれません。
もはや、1チャンスでの勝負になるのはプレッシャーもかかり大変だと思いますが、すべての生徒(少なくとも同一地方自治体では)が、同じ条件での勝負となりますので、これも仕方ないでしょう。
最悪の場合は、定期テストなしで、中学2年生までの内申点をみなしとして確定することだと思っていましたが、登校スケジュールも見えてきたのでそれは避けられたのではないかと思います。
長男の友人間で、すくなくとも公立高校は試験範囲を少なくするらしいとか、いろんな噂もささやかれているようです。
現時点での確定事項はないとは考えますが、
厳しいですが、上記の前提で受験勉強を進めていくしかないと考えています。
来年の今頃、どんな状況になっているのか、学校だけでなく
アフターコロナの世界や社会は現在とは違っているのでしょうが、
これからの数か月を悔いの内容に有意義に使って、
長男が、本人が納得するよい環境で過ごしていることを願うのみです。
そのため、家庭で親子でできることは何なのか、折にふれ今後も書いていきたいと思います。