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大林宣彦監督追悼: 「時をかける少女 」と高校受験について

コロナ感染拡大が続いているなか、大林宣彦監督が亡くなりました。
新作の映画の公開が、コロナの影響で延期されたと聞いた直後だったそうです。

ここ何十年か、テレビでやる映画をみたりする習慣はなくなっていたのですが、テレビで追悼番組として、「時をかける少女」を放映するのをしり、在宅している時間が増えたことと原田知世のファンだったことを思い出してがちでみました。

 

4月18日、ちょうど大雨が降っている中での放映でしたが、これ作品の時間設定と同じ日にあわせてきたのかと後で気づきました。

 

感想は、知世ちゃんがかわいい!これにつきます。
1983年、知世ちゃんが15歳の時の透明感を奇跡的に映画化した素晴らしい映画で、初主演作にして代表作だと思います。

 

原田知世を知ったのはもしかしたらマンガ家さんたちからの影響で、

かがみあきら先生、
ゆうきまさみ先生、
とり みき先生

など原田知世はいいと大ファンであるのを、私が読んでいたマンガで書いていました。

 

自分が中学生の時の作品を見るとそのときの気持ちを思い出します。(ストーリーは、まったく覚えてなくてもしかしたらみてなかったのかも。愛情物語とか、天国に一番近い島とはみた記憶があるのですが。)

 

いま、息子が中学生で毎日毎日、顔をあわせて話もしますが、当時の自分とは環境も性格も考え方も違うことを自分が中学生だったときのことを思い出すことで感じました。

 

たとえば、現在は、スマホがあれば男子でも女子でも友達とダイレクトにコミュニケーションをとることができますが、昭和の昔は家に電話するしかなかったから、親が出たらどうしようとか考えていたなあとか思い出しました。

 

もちろん思春期の不安定さとか変わらないことはあるのですが、昭和の当時は、家族ゲーム(映画版は松田優作、テレビ版は長渕剛が主演)とか受験戦争とか学歴社会が色濃かったような気もしますし、個人的にも親のプレッシャー(親の卒業した大学に行くべき)も感じていて息苦しかったように思い出します。

 

勉強や努力もしたように思いますが、両親は東京の大学を卒業した田舎の家庭環境で、私立の中高一貫校はまわりになく、日大系の附属高校とか農業高校に進学するために家を出て下宿する同級生もいるなか、自分はどうしたかったのか?

母親の友人は都会にいて四谷大塚という塾に通っているらしいとか、いい大学に入って東京にいけば何かすごい世界、楽しい世界があるんじゃないかとか、あまりはっきりしませんが、とりあえずいい大学に行かなければという昭和の価値観にとらわれていたのは否定できません。

 

あとは、なんとなく外交官っていいなあとか、ラテン語入門、フランス語入門、ドイツ語入門などを読んだりして語学に興味は持っていたような気がします。

 

趣味的には、漫画とかアニメも好きだったか。(絵とかストーリーとかを考える才能がないのは、自覚していました。)

エリア88という漫画が好きで外国でかつやくする主人公かっかいいなあと思っていた気がします。

 

そうしたことを思い出して長男の受験や進学を考えると、自分の価値観はやはりいい学校に行くべきとかにとらわれていますが、長男は時代的にいい大学イコールいい人生ではないという感覚なのかなと感じます。
(もちろん偏差値による大学の序列がすべてなくなったわけではないですが。)

あと、自分は田舎にいて東京に、都会に行ってみたいと思う気持ちがあったのですが、息子は渋谷でも秋葉原でもいつでも簡単に行ける場所に住んでるので、環境も違うこともあるのでしょう。

 

長男は、じゃあ、何をするのか、何ができるのか、そのためには何をしなければいけないかといったことを考えなければいけないのだと思いますが、まだまだ何もわかってなさそうで、親としてはそれでいいのか?と焦ってしまいます。

個人差はあるにしても、考え方が幼いということなのでしょう。親としてできることはもうあまりないのかもしれない、答えは自分で出すしかないし、タイムリミットも迫ってる。ほんとになんとか頑張って欲しいと思うのみです。

 

だらだらした文になってしまいましたが、長男とほぼ同じ歳の15歳の知世ちゃんは、透明感があり、しっかりしていて、笑顔がかわいい!背筋がピシッと伸びて受け答えが、ピュアな感じがまたいいなと思います。

令和のいまの時代には存在しないアイドルでした。
時かけ(いつからか略語になったらしいです)をみたことで、自分が、けっこうな知世ちゃんファンだったことを思い出しながら、長男のことを考えました。

また、知世ちゃんファンだったという先輩と時かけやその後の知世ちゃんの活動について、盛り上がりました。(笑)

 

「時かけ」は、大林監督と知世ちゃんが組んだ最高の作品でした。

大林宣彦監督のご冥福をお祈りいたします。

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